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手相鑑定とは手のひらにある線や模様、肉付きなどをもとに、その人の性格・気質、才能・素質、健康状態、過去・現在・未来の運勢を判断するものです。人相や家相といった、その特徴や様子・状態などに共通する意味から統計学的に判断する「相」に連なるもので、その源流は古代インドにあるとされています。
もともと手は人体を表す器官と考えられており、手に現れた症状により体の病巣を探る学問(掌紋医学)として発達した歴史もあります。手相鑑定においてそれらの研究結果は健康状態だけでなく、その人の気質・性質を探るのにも役立つものとなりました。
手相で見るポイントは次のとおりです(流派によって違います)。
また、右手と左手によっても違いがあるとされています。左手は過去(先天性の運勢で、先祖からの影響や出生に関するもの)が見られる手相で、右手は未来(後天性の運勢で、自らつかみ取った運勢)を見る手相とされています。
手相鑑定は数カ月から年単位でゆっくりとした変化を見ていくのに適した占いです。例えば「告白がうまくいきますか?」といった問いには、「今の運勢だと…」といった大まかな判断になってしまうため、すぐに結果を知りたいといった悩みには向いていません。
自分の手を観察する習慣がないとわかりにくいのですが、手相は徐々に変わっていきます。薄い線がいつのまにか濃い線に変わり、とても大切な意味を帯びてくるのはよくあること。手の使い方によってできる線なので、仕事や生活習慣といった日常が変われば、手相にも影響が出てきます。「良い手相を手に入れたければ、タオルを絞るときの手の角度に気をつけよう」と教える人もいるほどで、手相は奥深いと同時にとても身近な占いと言えるでしょう。
手相鑑定にはいくつかの流派やスクールがあり、それぞれで実施している資格認定試験があります。初級から上級とランクを分けて実施しているところもあり、習熟度に合わせた受験が可能です。
年齢や学歴といった受験資格はないものの、その団体やスクールが展開しているカリキュラムを受ける必要があり、難易度にも差があります。
受験料は5,600~13,200円(税込)で、ランクによって差がありますが、10,000円(税込)で実施しているスクールが多く見られました(※)。
※2023年8月9日時点において、「手相鑑定 資格試験」のKWでGoogle検索結果の上位に入った7校の受験費用
70%の正答で合格としているところが多くありました。なかには、初級コースは60点以上だけど上級コースは80点以上の正答が必要といったスクールもあるので、受講前に確認しておくと良いでしょう。
プロの手相鑑定士として活動するパターンがあります。占い専門店に所属したり、自分で店舗を構えたり、活動方法はさまざま。副業として手相鑑定士をする人は意外と多く、喫茶店やカフェを営業しながらお客様を占うスタイルを取っている手相鑑定士もいます。
拠点をもって行動するメリットは、リピート客がつきやすいこと。「あの店に行けば○○さんに見てもらえる」と覚えてもらえるので、固定ファンもつくりやすいのが魅力的です。もともとはオーナーとして働いていたけど占いのお客様が増えたため、アルバイトを雇って自分は占いをメインにするようになったという鑑定士もいます。
拠点をもたず、イベント参加をメインとして活動する手相鑑定士も大勢います。デパートやマルシェなどのイベントブースに参加したり、占い師同士でイベントを立ち上げたりして、単発的に活動したい鑑定士に向いている方法です。
友人・知人が経営するカフェのスペースを借りて鑑定をする人もいます。週の決まった曜日に営業すると決めれば、リピート客の獲得がしやすいでしょう。
鑑定もかなりの数をこなし、知識と経験が十分だと思われるレベルになれば、今度は人に手相の鑑定方法を教える側にまわる人もいます。手相を見るのは得意だけど、生徒に教えるのは難しそうと思うかもしれませんが、数多くの対面セッションをこなして経験値をあげてきた手相鑑定士なら、無理なくスムーズに指導できる力も身に付いています。将来は指導者になることも視野に入れて、活動するのも良い目標になるでしょう。
編集チームより
手相は「長い期間をかけて自分を変えていくための指針」として、長くつきあえる占いです。手相に関する書籍は数多く出版されていますが、本の知識だけでは判断できない手相であったり、一般的なことしか書かれていない本だと不足を感じるかもしれません。
こちらのページでは手相鑑定について、その歴史や概要、資格を活かせる働き方を紹介しました。そのほか、当サイトでは資格を活かして活躍する占いについても紹介していますので、ぜひ興味のある占いについてチェックしてみてください。